冷房病というのは自律神経失調症の一種なんだそうです。
内外気温差の激しさに対応するために自律神経が消耗し、結果体調不良になる。その理屈なら暖房病というのがあっても良さそうなものですが、こちらはあまり聞きません。
理由はわかりませんが、おそらく冬の寒さについては暖房だけでなく着込むことでも対応するために自律神経がそこまで消耗しないのでしょう。夏の暑さへの衣類の増減による対応には限界がありますから、その分どうしても冷房に頼らざるを得なくなります。
毎年8月は具合が悪い
前置きが長くなりましたが私は極度の冷房病体質で、夏は毎年具合が悪くなります。良く寝られないので常にボンヤリしているし、食欲も低下します。特に8月の暑さは毎年鬼門です。
そんなこんなで私の場合もう8月についてはなかば諦めていまして、最低限クビにならないだけ仕事して、秋〜冬のパフォーマンスで取り返すことにしています。
本当は通年で安定したパフォーマンスを発揮できれば一番良いのはわかっているのですが、どうもうまくいかないので最近はもう開き直っています。
幸い多くの会社において採用部門というのは8月というのはわりと閑散期で、新卒採用は夏インターンくらいしかありませんし中途採用も夏はキャンディデートがあまり動きません。
ウチがお世話になるような外国人エージェントの皆さんも例年は里帰りととかバケーションとかで結構休んじゃっててちょっと進捗が間延びしがちです。
マーケットの方もそんななんで、こっちも結構ガッツリ2週間くらい休んでしまって旅行行ったり家の片付けをしたりしています。ただ今年はこのような状況ですし、仮にも私も人事部門の管理職なので万が一を考えて旅行にも行かずに巣篭もり消費に勤しんでいます。
もっと気候に合わせて合理的に働いてもいいのでは
スペインのシエスタは本来夏の日差しの強さを避け、サーカディアンリズムの低下する昼下がりの時間帯を休息にあてるという気候に対する合理性のある生活習慣なのだそうです。中東にも同じような習慣があります。
なんだかいつの間にか1年中9時〜18時のオフィスアワーで働くという習慣が世界中で当たり前のものとして受け入れられていますが、これ別に当たり前にしなくても良くないかなと、毎年夏になると思います。夏に長めのバケーションをとって、かつ7〜9月あたりはちょっと労働時間も短めにしてしまって、春秋にその分長く働くとか。
気候っていうのはコントロールできないものだし、それに対して人間の意志力を費やしすぎなのではないかと思うのです。
今年の欧米人の夏休みの風景
ところで今年は欧米人のみなさんも思うようにバケーションとれていないようです。ウチの会社の欧米法人の人たちも近所の実家にいくとか、せいぜいハイキングにでかけるくらいで、ちょっと「映えない」感じの過ごし方の人が多いですね。
当たり前ですが飛行機にのるような旅行に行ってる人なんてぜんぜんいません。そりゃエアラインの経営も傾くよなとつくづく思います。
私は昔から遠出が好きなので早くコロナ禍が治って欲しいと思っています。