キャリアについてのよしなし

元エージェントの外資系採用マネージャーがキャリア形成のセオリーを解説します 毎週木曜を含む週1〜2回更新

大企業とベンチャー、より転職市場で評価されるのは

今週はドイツ人の上司が来日してて全然更新できませんでした。私の場合、ひとつのエントリーを作成するのに、①骨子のメモ作成→②文章化→③リライト→④ブログに掲載というステップを踏みます。骨子のメモはもう100エントリー分くらいあるんですけど、②③にいつも2〜3時間を要してしまうため、まとまった時間ないと今週みたいになります。このサイトについては今はやりのリーン・スタートアップとは真逆ですね。

 

さて先日このサイトを開始して初めて初めてツイッター経由でキャリアについての相談をいただきました。ありがとうございます^^ ご本人の許可を得てエントリー化しましたのでご紹介します。

 

Q.ベンチャーと大企業、転職市場で評価されるのはどっち?

最近大企業からベンチャーに転職して、また別のベンチャーに転職した友人から、ベンチャー企業の方が転職市場で評価されるよと聞かされました。私自身は大企業勤務なのですが、本当にベンチャーの方が市場価値が高いのであればあれば、ベンチャーで働いたほうがいいのかなとも思います。実際のところベンチャーと大企業、転職市場で評価されるのはどちらなのでしょうか?

 

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A.「ベンチャーが評価される」「大企業が有利」←どちらも間違い

いろいろな転職に関するブログの記事などを読んでいると大企業に就職した方が転職に有利だとかベンチャーの方が評価されるとかいろんなことが書いてあります。

 

が、長年転職市場をウォッチし続けた私に言わせればこれは両方とも間違いです。

 

実際のところ転職市場では応募先の企業と近い経験を持っている候補者が評価されます

 

つまり大企業は大企業での経験がある人を好みますしベンチャーはベンチャーで働いた経験がある人を好みます。

 

ついでに言うと外資系企業は外資での勤務経験がある人を優先して採用します。こういったことがなぜ起こるのかと言えば、大企業とベンチャーでは求められる考え方や行動パターンが全く異なってくるからです。(この辺は後日詳しく解説します)

 

またこういった考え方や行動パターンは一般的に年齢とともに柔軟性が失われ変えることが難しくなってくると考えられています。なんで年齢が上がれば上がるほどこの傾向って強まっていくんですよね。

 

そういったことを考えると、大事なのは長期的な方向性とのマッチです。大企業でキャリアを築いていきたいなら大企業働くべきですしベンチャースタートアップ界隈でのキャリアを築いていきたいと考えるならなるべく若いうちにそういったところで働く経験を積むことです。

 

大企業・ベンチャー、どちらが良いかは価値観次第

なんで結局、大企業とベンチャーどちらが良いかと言うのは市場価値の観点では判断できません。

 

完全に向き不向きと、大企業的なキャリアとベンチャー的なキャリアどちらを望むかという価値観の問題です。ただどちらかというとベンチャーの方がハイリスクハイリターンなので、まぁ私は安易にベンチャーへの転職を煽ろうという気にはなれないですね。

 

強いていえばいわゆる急成長ベンチャーではない、普通の中小企業なら大企業出身の方が評価されるかなという感じです。

 

で、冒頭の友人の方の話ですが、ベンチャーの方が転職に有利と感じたのは当然なんです。

 

なぜなら最初の転職では大企業からベンチャーなので評価されづらく、直近の転職ではベンチャーからベンチャーなので評価されやすい。

 

それで「ベンチャーの方が市場評価が高い」と感じたのだと思います。が、まぁこれは錯覚です。

 

ご自身も自分が望むキャリアが大企業とベンチャー、どちらでより実現しやすいかという観点から進路を決められることをおすすめします。

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