前回の記事で、
という具合にキャリア相談を募集させていただいたのですが、ありがたいことに早速いくつかご相談をいただくことができました。
現在いただいた順番に順次お返事させて頂いていっていますのでまだの方は今しばらくお待ちください。自分の勉強も兼ねて色々調べつつ書いているところもあり、結構時間を頂いてしまっております。
IT業界で初めての転職が減少傾向?
さて話題は変わりますが、IT系転職エージェントのレバテックキャリアが面白いデータを出していました。
2019年と比較して、2020年は「初めて転職活動をする」人の割合が小さくなっており、昨対比で5.5ポイント減少しています。市場の先行きが不安定な中、1回目の転職に乗り出す人が、一旦市場動向を見守る姿勢に入ったことが影響しているといえるでしょう。
出典:
面白いことに2回目・3回目の人はむしろ割合が増えています。
IT業界は転職が比較的一般化しているので、はじめて転職する人は20代の方が多いです。そのため一瞬「20代のIT転職マーケットが悪化したのかな?」と思ってしまうのですが、実際には同社に登録する20代の求職者割合は増加しているようです。
2020年における登録者の年齢層は、20代が昨年から7.5%伸び、全体の55.8%を占める結果となりました。
特に20~24歳は昨対比で5.8ポイント上昇しています。若い世代は自らの訴求に素直な傾向にあるため、入社後のギャップを早期解決するために、短いスパンで転職を検討している若手エンジニアが増えています。
要するにこういうことだと多います。
●20代はコロナ禍下においても積極的に転職活動をしている
●30代以上でまだ転職したことのない人達が転職を控えるようになった
30代以上になると結婚して家庭があったりローンを組んでいたりしますから、リスクテイクを避ける心理は理解できます。
一方で一度転職を経験してしまうと転職によるリスクテイクに慣れてしまうのか、さほど保守的にならなかったということかもしれません。上記の記事からは「30代×転職初めて」という属性にしぼった属性はわからないので推測ですが。
コロナが人の心理にどういう影響をもたらしているかが透けてみえるようで面白いですね。
こういう時は過度に保守的になりすぎて目の前のチャンスを逃していないか、自分に問いかけることが大事だと思います。