では最新の転職マーケットの状況を見てみたいと思います。
まずは日経の記事から。
政府が30日発表した雇用関連統計によると、2月の完全失業率(季節調整値)は2.9%と前月から横ばいだった。2月の有効求人倍率(同)は1.09倍と5カ月ぶりに下がったが、低下幅は0.01ポイントと小幅だった。1月に発令された緊急事態宣言の雇用への影響は2月時点では限定的だったが、完全失業者数は194万人と13カ月連続で前年同月を上回っており、今後の行方は不透明だ。
有効求人倍率は仕事を探す人1人に対し、企業などから何件の求人があるかを示す。1月は1.10倍で前の月から上昇していた。厚生労働省が発表した2月の指標では企業からの有効求人が前月から1.5%減り、働く意欲のある有効求職者も0.3%減った。
地域によってばらつきは大きい。就業地別の有効求人倍率は最高の福井県が1.64倍で、最低の沖縄県は0.75倍だった。東京都や大阪府は昨夏以降、1倍を切った状態が続いている。地域によって感染の度合いが異なり、雇用情勢に影響を与えている。