JACリクルートメントについて解説します。
人材紹介の大手3社の一角なのですが、リクルートエージェントやDODA(パーソルキャリア)、パソナキャリアなんかとは明らかにターゲットが違うかんじです。
ここのコンサルタントの方もやはりロバート・ウォルターズなんかと競合することが多いと話してました。言い方を変えると、JACと異なるマーケットの求人をカバーしたいならロバート・ウォルターズやヘイズといった会社に登録してもダメで、リクルートエージェントなんかに登録した方がいいということです。
持ってる求人の特徴
基本的には30代以上の高年収帯の求人がメインです。メインというか、現在は前提として若手に注力しない戦略をとっています。
昔は若手求人の取り扱いもありましたが、リーマン後にターゲットを意図的にせばめ、その分専門性を高める戦略にシフトしました。チームにもよるようですが、基本的には低年収帯の求人は注力できないルールになっていると聞きます。またここは日系ですがロンドン発祥のエージェントなのでバイリンガル系に強く、長年そういうマーケティングをしてきています。
(余談ですがロンドン発祥ですが創業者が日本人なので外資系ではないとかなんとか)
日系外資問わず、バイリンガル求人ならとりあえずJACに出そう、と考える採用担当者も多いはず(私もそうです)。業界は割と何でもやりますが、昔は金融とかの外資が強い業界にはエース級を投入する傾向があったようです。今はメーカー系の売上比率が大きいみたいですね。
ちなみにロバート・ウォルターズやヘイズといった外資系エージェントも同じように外資系求人・英語を使用する求人を多数保有していますが、これらのエージェントはコンサルタントがおそらく半分以上外国人です。そのためこちらもある程度英語が話せないと十分に活用できません。
その点JACリクルートメントはほとんど日本人ですのでまだ英語にそれほど自信のない方でも外資・英語求人にトライできます。
(※ちなみにややこしいのですが子会社にJACインターナショナル別の人材紹介会社があって、こちらは全員外国人コンサルタントです)
案件紹介やコンサルティングのスタイル
基本的には若手、駆け出しコンサルタントはKPIを細かく管理されているために量重視、ある程度実績をつんだベテランコンサルタントは精度重視になる印象です。
ただここは求人案件ごとに担当者が変わるので、この点はあまり気にしなくてOKでしょう。ちなみにほとんど余談ですが最近は高額報酬を武器に有名大からたくさん新卒採用してるみたいです。この業界も変わりましたね。
またJACはこの数年とにかく細かく業界分類してチーム化しています。たとえば昔はヘルスケア業界で一つのチームだったのがちょっと前までは製薬と医療機器と周辺サービス業界、今はそこからさらに日系や外資、診療科といった形で細分化したチームを作っています。その分細かい業界知識を持っているコンサルタントは多いように感じます。
セキュリティ体制
個人情報の取り扱いは固いです。上場してる上Pマークも取ってるので、かなり厳重な個人情報管理をしている様子が聞こえてきます。このあたりを重視方にはとっても良いのではないかと思います。