キャリアについてのよしなし

MBAで元エージェントの外資系採用マネージャーがキャリア形成の戦略と定石を解説します 現在は不定期更新

「1オリンピックサイクル」頑張ることで実現できることは多い

東京オリンピックの開催見通しはいよいよ怪しくなってきましたが、 今日は「1オリンピック・サイクル(=4年)」頑張ればわりと何でもできる という話をしたいと思います。 4年という期間のちょうどよさ 前回社会人MBA留学に関連した記事を書いたのですが、…

欧州MBA留学の費用を解説(2020年版)

ヨーロッパへのMBA留学は、比較的短期で完了できるためアメリカ留学に比べコストを抑えることが可能です。またヨーロッパの美しい街並みの中で勉強することができるもの嬉しいポイントでしょう。現在の状況では海外留学が実現できるのはは当面先になりそうで…

現在積極的に採用している業界は? - 転職マーケット観測2020年7月

さて久しぶりに現在の転職マーケットの状況を見てみましょう。 企業のサイズ感や、たとえば同じ製造業の中でもさらに細かくわけた業種ごとの明暗が分かれている状況です。 そのためざっくりした業界ごとの求人倍率とかを見ていてもわからない面がありますね…

エージェントから求人を紹介されなくなってきた? - 求人カバレッジとは

エージェントに登録して最初のころは、登録するエージェント数を増やせばそれに比例して応募可能求人も増える気がするものです。これは半分正しくて半分正しくありません。 実際のところは多くのエージェントが同じ求人を保有しています。たとえば下図の状況…

たとえ短期でも辞めた方がいいケース、残った方がいいケース

この仕事をしていてよく頂くご相談が、 「会社を辞めたいのだけど、今辞めると短期離職になってしまう。辞めることについてどう思いますか?」 というものです。前から書いているようにこれはケースバイケースなのですが、やはり典型的な「辞めるべきケース…

離職期間(ブランク)はどれくらいで長すぎとみなされるのか

日本企業は離職期間が長い候補者をいやがります。私がエージェントやってた頃もそうですし、今もそうです。特に地方はこの傾向が強めではないかと思います。 一般的に、産休・育児や留学といった「ブランク期間中に何をしていたのかが明確」な場合はあまり不…

転職エージェントは何社登録すべきか?【元エージェントが教える】

今日はエージェントに何社登録すべきかという話をします。今日はエージェントに何社登録すべきかという話をします。これはそもそも転職活動のリソースマネジメントという大事な話につながってくるので、まずはそこから説明ましょう。 転職活動で一番大事なも…

在宅勤務は日本にジョブ型雇用を広げるか?

在宅勤務を定着させるために、成果主義的な評価とジョブ型雇用の導入が広まってきているというニュースがありました。 新型コロナウイルス感染拡大を機に普及した在宅勤務の定着に向けて、企業が制度の見直しに動き始めた。資生堂や富士通が業務の成果で評価…

年収ダウン転職への対応②年収ダウンを乗り切る方法5つ

さて前回はどういう時に「マーケット水準に対して給料が高すぎる」状態が発生しやすいかを整理しましました。 www.career-yoshinashi.com こうした「マーケット水準に対して今の年収が高い」ケースに加えて、年齢が40歳を超えてくると自身が管理職になってし…

年収ダウン転職への対応① エージェントに「今の給料は高すぎます」と言われた・・・それって本当?

今回は以前知り合いからいただいた質問に答える形で、エージェントに「今の給料は高すぎます」と言われたときにそれをどう理解したらよいかを解説したいと思います。 Q:今の仕事にやりがいを感じないので転職したいのですが、転職エージェントからあなたの…

失業時の気持ちの落ち込みを乗り切る科学的な方法

失業してしまった時の気持ちの落ち込みをどう乗り切ったら良いでしょうか。 世界恐慌の際に世界で初めて行われた「失業の心理的な影響」を調べた研究があります。 マリエンタールという街で行われたこの調査では、人々いかに失業によって無気力になっていた…

プロが教える、絶対食いっぱぐれないキャリアの作り方:【拡張】で生き残る

人材市場価値(マーケットバリュー)を高めるための戦略、第5回です。これまでの記事はこちら。 特集:市場価値を高める戦略 第1回:競争力のあるキャリアを作るのは難しくない、学ぶことさえ止めなければ 第2回:市場価値を高めるための、本当に有効な2つ…

就職・転職クチコミ・企業評価サイトの信憑性

口コミ・企業評価サイトはどの程度信頼すべきでしょうか? こうしたサイトで低評価がついている企業への転職は控えた方がいいのでしょうか? Open workをはじめとした企業を評価したりクチコミを書き込むサイト(以下クチコミサイト)がメジャーな存在になり…

バックグラウンドチェックとは?どれくらい厳しい調査がされるものなのか

バックグラウンドチェックとは、採用時に行われる経歴経歴調査です。今日はこれについて概要を解説します。 バックグラウンドチェックの基本 バックグラウンドチェックは専門的な調査スキルを要することと調査の客観性を担保するために基本的には調査会社に…

今JAL・ANAに就職するのはどうなのか

ANAが新卒採用の一時中断を発表しました。 ANAホールディングス(HD)は8日、グループの2021年度入社向けの採用活動を一時中断すると発表した。6月以降の面接などをいったん延期する。21年度は3200人程度を募集していた。航空需要は新型コロナウイルスの感染…

転職市場で選ばれる人材になるための【特化】の方法:王道vs差別化

市場価値を高めるための戦略特集、第4回です。今回は自分の専門性を磨き、転職市場で選ばれる人材になるための、状況に応じた2つの戦略を解説したいと思います。 前回は市場価値を高めるための基本的な指針として 【専門領域に特化する方向性】と【専門領域…

パソナキャリアについて解説

パソナキャリアはパソナグループの人材紹介部門およびそのブランド名です。 2010年前後まで大変な勢いで伸びていました。2010年代後半以降はそこまで景気の良い話を聞かないですがひきつづき大手の一角といって間違いないでしょう。企業担当と求職者担当(キ…

Web面接の気を付けるべきポイント、服装や場所など

私の会社ではもともと一部のプロセスでWeb面接を実施していたのですが、3月頃から本格的に対面面接をWebに置き換えることとなり、今では一次〜最終まで全てWebです。 結果的に多くの候補者をWeb面接することができ、色々ノウハウがたまりました。候補者サイ…

コロナ禍下での転職失敗のリカバリー

転職が一般化した現在、短期離職は「短期離職カード」の許容する範囲であればさほど大きなダメージになりません。 逆にあまりに短期が続くと次を探すのが難しくなってくるわけですが、そうは言ってもなかなか耐え難い状況もあるでしょう。どれくらいまでなら…

市場価値を高めるための、最大多数の最適戦略【特化と拡張の最適化】

今回は市場価値(マーケットバリューを高める戦略の第3回です。元エージェントとして人事として多数の方々の経歴を見てきた中でわかった、多くの人にもっとも有効だと思われる戦略について解説します。 他の回はこちらから:市場価値を高める戦略 第1回:競…

市場価値を高めるための、本当に有効な2つのパターン

今回はマーケットバリュー=市場価値を高めるための基本的な戦略について解説していく特集、2回目です。今回のキーワードは「中世ヨーロッパで胡椒を売ろう」です。他の回はこちらから↓ 特集 − マーケットバリューを高める戦略 第1回:競争力のあるキャリア…

競争力のあるキャリアを作るのは難しくない、学ぶことさえ止めなければ

新型コロナウイルス禍は私たちの日常風景をすっかり変えてしまいました。新聞を見れば「歴史的」「史上初」「過去最多」といった形容詞がならび、1ヶ月先の状況さえ十分に見通せません。 いわゆるVUCA、変化が大きく(Volatile)、不確実で(Uncertain)、複…

リストラ・被買収など大きな変化のただなかで情報を正しく認識するコツ

景況感の悪化にともない、今後職場にリストラ・企業買収といった大きな変化が押しよせるケースが増えてくるのではないかと思います。今日はこういうケースで「辞めるor留まる」といった意思決定を正しく行うために、社内で飛び交う情報・噂話や自分の置かれ…

新型コロナウイルス下の就活・マスク着用の是非は?対面かTV会議か?

コロナ渦中の今年の就活の難しい点としてて、「面接にマスクをつけていくべきか否か(マスク問題)」や、あとは面接で対面かリモート(TV会議)か選べる状況になったときどちらを選ぶべきかといったポイントがあります。 今日はこれらの点についての基本的な…

新型コロナウイルスの就活への影響:スケジュールや採用人数について

最近学生さんにも「就職の参考になります!」と言ってもらえることがあります。ありがたい限りです。 さて今日は新型コロナウイルスの影響が拡大する中、今年の就活戦線をどう戦うべきかを2日連続で解説します。私の採用業界人脈をフルに活用した最新情報を…

「えっ、私の年収低すぎ?」はなぜ起きるのか - (プロが教える年収アップ戦略⑤)

年収アップ戦略の5回目です。各回の記事こちら↓ 特集:プロが教える年収アップ戦略 (戦略①) 基本的な考え方、年収上がり幅÷投下労力を最大化する (戦略②) GAFAの儲けに乗っかって年収を上げる方法 (戦略③)東京で消耗する価値とは? (戦略④)未来のマーケット…

JACリクルートメント -外資系や英語求人に強い転職エージェント

JACリクルートメントについて解説します。 人材紹介の大手3社の一角なのですが、リクルートエージェントやDODA(パーソルキャリア)、パソナキャリアなんかとは明らかにターゲットが違うかんじです。 ここのコンサルタントの方もやはりロバート・ウォルター…

【業界分析2】各業界カテゴリーの特徴と、高年収を狙う会社の選び方

ということで前回の続きです。前回記事はこちら↓ www.career-yoshinashi.com 前回のおさらいですが、世の業種は労働集約度の高い・低い現時点での労働生産性の高い・低いという2軸で分類することができます。 そして高年収を狙うためには【まずは上半分、労…

【業界分析1】高年収につながる業界選び(就活・第二新卒・バックオフィスの転職)

年収が高い業界をどう見極めればいいのか?就活や第二新卒・バックオフィスの転職など、業界選びの選択肢がたくさんある時、何を基準に選んだらいいのか?出世に興味ない人はベンチャーに行った方が良いって本当?今日はこういった疑問に答えます。 【目次】…

転職の上限年齢・限界年齢は実際のところ何歳なのか

40代・50代の転職が難しいって本当?転職の上限年齢は 何歳?最初の転職は何歳までが望ましい?転職の年齢にまつわる疑問を元エージェント・外資系企業採用マネージャーの視点で解説します。 【目次】 転職するだけなら50歳前後でも可能だが、最初の転職は…

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